漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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テリー・グッドカインド「魔石の伝説」 全7巻
真実の剣シリーズ第二弾。

前回無事魔王を倒してハッピーエンド、となった筈が、かえって「魔王に支配されたほうがマシだった」という事態に。今回は死の世界、「冥界」の<番人>が襲ってきたのだ。救うのはただ一人、<探求者>だけ。その急務の前に、魔法が制御できずに苦しみ始めたリチャードは<予見師の宮殿>に捕われようとしていた……

唸らされました
「どの道が正しいのか」「誰が味方か」を常に主人公のリチャードが考えさせられた話でした。
「死」の世界が相手だけにあらゆる所に敵が入り込んでいるのですごくはらはらしましたし。
「予見師」なんて未来を予言する職業まで出てきたためか裏の裏まで考えないといけないし。
……とりあえず一番気に障ったのはジェディダイア。

それと、今回もなんですが、襲われた都市での女性たちの死に様がきつくて。あんなに繰り返ししつこく描写しなくてもー(泣)なんで女性ばっかりこんなにって、それを観ることになった人物のためでしょうが。
逆にほのぼのしたのがガーの子供とのエピソード。こいうの好きですv
「グラン・ローヴァ物語」のイヌワラシの子を彷彿とさせます。

ちゃんとハッピーエンドですよ。うん、ほんとよかった。



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テリー・グッドカインド「魔道士の掟」 全5巻
真実の剣シリーズ第一弾。

ある出来事によって世界が魔法のない「ウェストランド」魔法の国「ミッドランズ」隔てられた「ダーラ」に三部され、<境>によって完全に閉ざされた世界。
ウェストランドの狩人リチャードは、ある日森でカーランという女性の命を救う。ミッドランズから世界が分かたれるときに姿を消した偉大なる魔法使いを探しに来たという彼女と友達になり、手助けを始めたリチャードは、世界を破滅させる魔王の陰謀と自らの運命を知ることになった。

世界観も、登場人物も、ストーリーの起伏も大満足、な私の唯一の引っかかりは、現代の犯罪にも似た性描写含めた暴力などの残酷描写。
今まで私が接してきたファンタジーは、主人公の成長を描いたものやラノベの青春ものが多かったのでちょっと衝撃を受けました。
面白いんですよ。……ただ、二十歳未満にはおすすめしたくない。ああ、この葛藤。

設定で惹かれたのは理性ではなく「怒り」をもって振るうのが正しいという「真実の剣」。その理論が面白いです。カーランの職業「贖罪師」含めた「魔術師」「探求者」「呪術師」仕事のバランスも上手いですね。
もちろんサブタイトルになった「魔道士の掟」も最後までひっぱる大事なキーポイントです。
登場人物は味方も敵もわんさか出てきてどの人も魅力的ですが、個人的には主人公のリチャード以外に、魔術師のゼットと少女レイチェルがお気に入り。ヒロインのカーランよりディーナに萌えてしまうのは日本人だからか。
そしておすすめするからにはハッピーエンド!


倉阪鬼一郎「文字禍の館」
活字倶楽部で紹介されていた本。

オカルト雑誌の編集者ら三人が「文字禍の館」という一般非公開のテーマパークに取材に出かけ…
「文字」そのものに襲われるというホラー。
展開的には王道なのかな…王道ってよくわかんないですが。
ドラマ面は一切なし。

……想像力がなくって本当に良かった。
文字が襲ってくるのがどうもイメージできなくて、その分怖くなかったです。
↑読んだ意味なし


中島たい子「漢方小説」
30を超えた独身女性が、元彼の結婚話のショックから体を壊し、最終的に漢方医のお世話になることになった話。
で主軸は、この年頃の微妙な女心なわけですが。
話の節々に主人公が恐る恐る足を踏み入れた漢方の、病院やら医者やら調べ物やら実際の処方やらが登場して、読者も主人公と一緒にストレスから一時逃れて一息つけます。
話全体が漢方の香りに包まれていて、漢方ってなかなかいいかも、なんて気持ちにもさせてくれるわけだからやっぱりタイトルは「漢方小説」でぴったりなんですね。

すらすら軽く読める本です。エネルギッシュでない女性ならだれでもいくらかは共感できるところ、あるんじゃないでしょうか。



リチャード・マシスン「アイ・アム・レジェンド」
映画のコマーシャルを観て以来大変気になっていたもの、ノベライズ読破。

「主人公は地球上で最後の人間らしい」
なんとも美味しい設定ではないですか!
どうしてそんな状態になったのか、本当に最後の一人なのか、主人公は一体何と戦っているのか、犬と一緒なのはちょっとほっとするやっぱり人類最初の友達よね、とか凄く気になりました。
……いや最後のは超私見ですが。つかノベライズ見ると犬の役割全然違うし。

どうしてそんな状態なのか、と主人公が戦っている相手、は実を言うと割とよくあるSFなのではないかと思います。(『屍鬼』思い出しました)
それが究極状態までいってしまっただけで。
映像で観たら戦いのシーンなんか、さぞスリルがあったことと思います。

ただ、ひとつだけひっかかりがあってすっきりしなかったのですが。




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クリストファー・ムーア「アルアル島の大冒険」
つ、疲れたけれど読破しました……

舞台は南国。
女と酒に目のないパイロットが業務上大失態をやらかして失業し、南国でのパイロット募集のオ誘いに飛びついたのはいいけれど……

私の中の南国っていうイメージそのままの作品でした。
倦怠感、怠惰感、お気楽さ、海と島、現地人……
……あ、グロ駄目な方はやめたほうが……現地人は元食肉人種です。
あと、日本至上主義の方も駄目ですね。あとがきにも注釈ありますが、いいイメージではありません。
笑あり、ミステリあり、超常現象ありのなんでもごった煮です。


爆笑物、なんてお誘い文句に惹かれて購読したのだけれど、ちょっとその笑いは私にはピントずれていたらしくイマイチ乗り切れない。
先にも紹介したとおり、主人公は30そこそこの元坊ちゃんで、だから考えも甘いしお誘いには弱い。
でも倫理観はまっとうなので、探偵役として活躍しようとするものの、どうも頼りなくて失敗ばかり。
最終的に問題はちゃんと解決しているので、読後感はいい、はずなんですけれどね……


続きにて多少ネタバレ。


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多崎礼「煌夜祭」
王の島イズーを中心に、十八の島からなる世界。
その世界を巡り、話を集め、各地に伝え歩くのを生業とする「語り部」たちがいた。
いつからか、冬至の夜には当主の館に集い夜を通して話をする……煌夜祭が慣わしとなった。

ある冬至の夜、廃墟となった当主の館に、二人だけ集まった語り部が「魔物」の物語を、「煌夜祭」を始めた……


やられた。
ミステリとしても、ストーリーとしても、感動しました。
哀しいけれど、ハッピーエンドですよ。
日本語を上手く使ったミステリだなぁと思いました。見事に騙されました。
語り部の話が一つ終わるたびに、世界の謎が新たになり、その中で一つの事件が起き、終わり、そして未来へ続いていく。
これは「魔物」の物語です。そして、恋愛の、友情の、家族愛の物語です。


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夢枕獏「月の王」
古代インドが舞台。
剛毅で退屈嫌いの王子・アーモンと従者ヴァシタの、魔物遭遇冒険譚連作。

舞台設定のためか、性描写が異質なのと(行為があるわけではありませんが)、ばんばん人が亡くなるのがちょっと、な一冊。
表題作なんかいいと思ったんですけれど、↑がなければ……。

こうしてみると私の許容範囲って意外と狭いのかも。
中学のときに菊池秀行に出会った衝撃に似ている……。あ、菊池秀行好きですよ、未だに流してしまう部分もありますが(それでも読んだといえるのか)

加門七海「オワスレモノ」
基本、私はグロも駄目ですがホラーも苦手です。ハッピーエンド主義なので。
それでも手にとってしまうときがあるのは、美や愛を感じてしまう作品もあるから。

たとえばこの短編集の中では、「二十九日のアパート」は大好きです。かなり好き。
幽霊が出てくるからって、怖い話ばかりとは限らないんですよね。
「雪」もまあ好き。
後はほんと駄目でした……。



この本をどう扱うべきか……
小川洋子「ブラフマンの埋葬」
「創作者の家」という色々な芸術家の仕事場施設の管理人を勤める「僕」と、生き物「ブラフマン」の出会いと別れ。

……「埋葬」って言葉から覚悟をしておくべきだったんですけれど、それでもこの分かれ方は哀しい。
ペットを持つ方は実感してしまうんじゃないでしょうか。

作者が書きたかった主題は別なのでしょうけれど。

母が拾った子猫が亡くなったばかりだったので、なんだかこちらに囚われてしまいました。
もっといろいろしてあげればよかった……



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