漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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大河原遁「王様の仕立て屋」
はっきり言って薀蓄漫画です。
主題が日本では殆ど縁がないであろう「注文服」の世界だから、とても新鮮でわくわくします。

主役はイタリア・ナポリの泥棒市の片隅に済む日本人織部悠。
彼はかつてナポリ中の「究めし職人(サルト・フィニート)」から「ミケランジェロ」と賞された伝説の仕立て屋が唯一認めた弟子である……。

なんとも魅力的なこの設定。凄腕のこの男の実態が、飄々とした普通のお兄さんだからまた不思議。ナポリのマフィアから政界のドンまで頼まれる仕事は千差万別、ただ彼の職人としてのプライドは一歩も劣らず時には痛快に感じます。……こんなことをおおきく紹介してしまいましたが、ストーリー大半は無論コメディです、念のため。

一着数百万が当然の「注文服」の世界。……最初は法外にも思えるのですが、生地の選別からその注文服が要求するシチュエーションに対するデザイン、そして何度も何度も身体にあわせての縫合……一着にかける時間と情熱と技術、確かに値段だけはあります。
その代わり、「注文服」は大事に扱えば本当に長年着る事ができるのです。むしろそれを見込んでの品物。また自らの体のラインと生活の動きに合わせて創られているからこそ、着心地の良さは比べ物にならないのでしょう。
伝統技術って、あこがれますvvただ、日本の伝統技術同様、後継者不足と市場の不足は悩みの種のようで。
ちなみにテーマとなるのは服だけではなく、靴やベルトなど「注文」のものはいろいろ。御勉強になります。



ついでに9巻の感想をば。
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中野香織「服を巡るゴシップ」
3/10の日経「モードの方程式」より。

イギリスのチャールズ皇太子が20年前、自らの注目服として老舗のテイラーではなくサヴィル・ロウではは新参者の「アンダーソン&シェパード」を選び、今また「ターンブル・アッサー」で注文服の半分以下である既製服を買うようになったというたわいないゴシップを面白おかしく紹介しています。

……いや、確かに服装は個人の自由だけれど、スーツが看板のようなイギリス紳士の国で国の代表が既製服ってなんだか寂しいというかわびしいというか、そんな気持ちがします。
国の産業の一つだから、推奨するかと思いきや。


「ゴシップ(gossip)とは、元来神(God)のもとの親族(sib)こと名付け親(Godsibb)が重要な役割を置いた洗礼式において、出席者の間で交わされた噂話の事である。
他愛無い話を分かち合う事で親族の絆を深める手段が元祖ゴシップだった。」
なんて薀蓄で占める辺り、面白い記事を書かれる方だなぁと思いました。気の抜けた感じ、まさにゴシップ。

ちなみに
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