漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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秋山瑞人「DRAGONBUSTER」
試しに読んでみた電撃文庫三冊目。

中華ファンタジー。
十八皇女月華は、言愚(賎民)の涼狐の剣に惹かれ、自ら剣を習い始める。

まとめてみればこんなところかも。
まだまだ序章というところですね。天賦の才の片鱗を見せ始めた月華と、只管隠してきた剣の腕が白日にさらされようとしている涼弧。国事情も動きそうですし。
ということで評価としてはなんともいえないです。

個人的には月華のお目付け役のおじいさん・群狗がお気に入り。
月華と並んで祖父と孫に見えるあたり萌える。


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志倉凍砂「狼と香辛料」
若手の行商人ロレンスと、長い間守護した地を追われ北の故国へと向かう美少女(耳と尻尾つき)の姿をした狼神ホロの旅の話。


電撃文庫は普段殆ど買わないので、作風が良く分からないのですが。
これはちょっとホロが戦ったりもしていますが、メインは行商の方ですよね。
なかなか新鮮でよかったです。

でも地味かも(笑)
商売に興味がある方はもっと楽しめるかもしれませんね。

多崎礼「煌夜祭」
王の島イズーを中心に、十八の島からなる世界。
その世界を巡り、話を集め、各地に伝え歩くのを生業とする「語り部」たちがいた。
いつからか、冬至の夜には当主の館に集い夜を通して話をする……煌夜祭が慣わしとなった。

ある冬至の夜、廃墟となった当主の館に、二人だけ集まった語り部が「魔物」の物語を、「煌夜祭」を始めた……


やられた。
ミステリとしても、ストーリーとしても、感動しました。
哀しいけれど、ハッピーエンドですよ。
日本語を上手く使ったミステリだなぁと思いました。見事に騙されました。
語り部の話が一つ終わるたびに、世界の謎が新たになり、その中で一つの事件が起き、終わり、そして未来へ続いていく。
これは「魔物」の物語です。そして、恋愛の、友情の、家族愛の物語です。


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いわなぎ一葉「約束の柱、落日の女王」
孤立した若きシュラトス女王クリムエラの元に突然現れたカルロと名乗る男。
実は彼は未来の世界から挫折してやってきたのだった。最初は未来へ帰るための手段だったはずだが、次第に……




もう一押し
設定と結末は凄く好みだったのですが、……
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夢枕獏「月の王」
古代インドが舞台。
剛毅で退屈嫌いの王子・アーモンと従者ヴァシタの、魔物遭遇冒険譚連作。

舞台設定のためか、性描写が異質なのと(行為があるわけではありませんが)、ばんばん人が亡くなるのがちょっと、な一冊。
表題作なんかいいと思ったんですけれど、↑がなければ……。

こうしてみると私の許容範囲って意外と狭いのかも。
中学のときに菊池秀行に出会った衝撃に似ている……。あ、菊池秀行好きですよ、未だに流してしまう部分もありますが(それでも読んだといえるのか)

加門七海「オワスレモノ」
基本、私はグロも駄目ですがホラーも苦手です。ハッピーエンド主義なので。
それでも手にとってしまうときがあるのは、美や愛を感じてしまう作品もあるから。

たとえばこの短編集の中では、「二十九日のアパート」は大好きです。かなり好き。
幽霊が出てくるからって、怖い話ばかりとは限らないんですよね。
「雪」もまあ好き。
後はほんと駄目でした……。



この本をどう扱うべきか……
小川洋子「ブラフマンの埋葬」
「創作者の家」という色々な芸術家の仕事場施設の管理人を勤める「僕」と、生き物「ブラフマン」の出会いと別れ。

……「埋葬」って言葉から覚悟をしておくべきだったんですけれど、それでもこの分かれ方は哀しい。
ペットを持つ方は実感してしまうんじゃないでしょうか。

作者が書きたかった主題は別なのでしょうけれど。

母が拾った子猫が亡くなったばかりだったので、なんだかこちらに囚われてしまいました。
もっといろいろしてあげればよかった……



メアリアン・カーリー「闇の城、風の魔法」
田舎町の高校一年のケイトは、魔女である祖母の血を継いでいて、疎まれがち。
クラスに転校してきたハンサムな少年・ジャロードに不思議な力があることに気づいたケイト。やがて彼の周囲に不幸な出来事がつづき、ケイトの祖母はそれを血筋にかけられた呪いのためだと看破する。ケイトとジャロードはその呪いをとくために過去へとぶことになり……

つめが甘いと感じました。
物足りない……設定も心理描写もストーリーも、もちょっと何かほしかったなぁ。こちらでいうところの少女小説と考えればOKなんでしょうけれど。

北山猛邦「少年検閲官」
「「クロック城」殺人事件」が有名なのではないかと思われる作家さん。
初読です。

「何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる」
という舞台設定に惹かれて入手。
……が、思っていたのと違った、というのが私の感想です。

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海野つなみ「回転銀河」
作者が「いろんな人たちのいろんな愛情」がテーマというだけあって、色々な立場の恋愛が描かれている短編集。人物に共通性があります。
第一巻では、血縁、同性などいきなりヘビーな問題を、でもさらりとハッピーに描いています。



シリーズ続刊しているようですが、他にどんな恋愛の形を描いているかは気になるところ。
船戸明里「アンダーザローズ2」
といわけで二巻。
グレースの事件に関しては意外とこの巻で決着。
ネタバレちょっとありの感想は続きにて。

次に「春の賛歌」編がスタート。
主人公はレイチェル・ブレナン、新しくロウランド伯爵家にやってきた家庭教師。弟の治療費のためどうしても職を得たかったのに、その美貌のためにいつも採用を断られ、もしくは牧師の娘としての倫理観とは反する行為を強要されそうになったり……。やっと採用されたロウランドではなかなか子供たちに打ち解けてもらえず、特に次男のウィリアムにはことさら冷ややかな目で見られるのだった……

第一章冬の物語で、「父にで母に常に付き添う」以外、本心を見せようとしなかったウィリアム、策士な彼がこれからどんな顔を見せていくのか、今から楽しみです。


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船戸明里「アンダーザローズ」
こちらもヴィクトリア朝。
没落した公爵家の娘・ライナスが愛人ロウランド伯爵家で墜落死。息子ライナスは弟ロレンスと共に伯爵家へひきとられることになるが、そこからライナスの犯人探しが始まった……

こちらは愛人だ腹違いの兄弟だ身分がなんだとこちらはもう少しリアル。
ライナスの犯人探しがメインとなるのですが、光と影の画面構成が雰囲気があっていいなぁと思いました。追い詰められていくライナスの心理描写がぐっとくる。




続きは絶対入手します!
巻末に伯爵のもう一人の愛人・マーガレットさんのおまけ漫画あり。
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桂明日香「螺子とランタン」
時はヴィクトリア朝時代、ニデルは男爵の妾腹として生まれ、がために貴族に反感を持ちいつか学力で爵位をとる野心をもっていた。
そんな彼が教授の紹介で家庭教師として教えることになったのが、両親が亡くなり若くして女公爵となった少女・ココ10歳。

ココの純真さと、野心家と自身をいいつつしっかりココにほだされて甘いニデルの関係にやにや。
他登場人物も基本的に優しくて、リアルは違うだろうと想いつつも読後感はよかったです。

この方の絵も凄く特徴があって、個人的にはやはりもうちょっとだけすっきりした方が好みなんですけれど、この話は時代が時代だけあってフリルやドレスぱかりなのでかえって味が出る印象。
続巻があれば是非読んでみたいです


佐原ミズ「パス走る。」
バスの停留所を舞台にした恋愛もの短編集。
切なくて甘酸っぱいです……。中央に挟まれている総カラーの「ダドレアの路」が一番重い御伽噺ですが、他は現代物です。

絵柄がすごく特徴的な作家さんですね。一歩間違えるとごちゃごちゃして見辛くなるのですが、その正に一歩手前の感じ。話の淡々としたトーンとあいまって、好きです。


曙はる「キラキラ・アキラ」
万能助っ人少女・皆の人気者美波アキラとちょっと太めの癒し系で家庭科部所属の男の子・林桃太郎はアパートの上下階に住む幼馴染。
お年頃になって美波が人気者であるのを意識するようになった桃太郎ですが、いつもどおり押せ押せのアキラの行動で結局はなかよし。

ほのぼのらぶらぶ四こまでしたv
……いやもう君らそれ付き合っているのと一緒や……

神仙寺 瑛「動物のおしゃべり」
動物語の話せる幼稚園児・ミカちゃん五歳と、高校一年生のお兄ちゃん十五歳、そして兄妹のペットミカちゃんの秋田犬タローとお兄ちゃんラブ猫サクラを中心とした四こま集。

擬人化された動物たちと五歳にして達観しているミカちゃん、に振り回される常識人のお兄ちゃんとが面白い。タローとサクラを中心に美人化ばっかりで麗しいです。一面、美人女優の可愛がるペットは……なんてのも。
個人的にはカラス一族とカエルの翁がお気に入りでした。


むんこ「らいか・デイズ」
四こま漫画です。

主人公は花丸小学校6年2組春菜来華。児童会会長で学級委員長で裏番長(笑)とにかくになんでもこなせてしまうスーパーガール。唯一の苦手分野は恋話。担任の変わりに授業をこなしたり質問を聞いたり……ってこの子学校に通っても勉強面ではあまり得るものはないんじゃなかろうか。
…が、頼まれると断れないだけで本人は時代劇好きでカレーは甘口しか食べられないような純朴少女。
なので超人振りにもいやみがなくて可愛いです。

個人的には続きも読んでみたいなぁというほのぼの四こま集でした。



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