漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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谷瑞穂「伯爵と妖精 取り替えられたプリンセス」
一昔前のイギリス、妖精が人とまだかろうじて関わっている世界。
妖精をも動かす「プリンス」率いる犯罪組織、そしてそのプリンスにより落とされた過酷な境遇より這い上がり、復讐を誓うエドガー。彼は、妖精が見える変わった能力のためフェアリードクターとなった少女リディアの助けを借り、かつて妖精を従える力を持ったという「青騎士伯爵」の称号を継ぐ。そしてプリンスを倒そうとする彼と、目的不明にしかし確実にエドガーを廃そうとするプリンスの戦いが静かに進行していく……。しかし表では、熱心にリディアを口説く伯爵と、その本気を信じられずに流されまいとするリディアの攻防戦も、また進行しているのでした。

妖精が出てくるのですが、実際に伝わるような残酷な面もあらわに、またその力が犯罪に使われていたりして、どうもちょっと物騒な物語です。「プリンス」はかなり残虐な性格らしく、それに対抗しようとするエドガーの手段も厳しいです。ただ、普通の少女、面倒見がよく御人よしのリディアにとっては恐ろしいばかり。自分のフェアリードクターとしての能力が必要だから使われていると理解しながら、どうしてもエドガーを見捨てることができず、ついつい渦中に飛び込んでしまうのです。
この、恋愛部分の不透明さが、このシリーズに一歩踏み込めないでいた原因だったのですが。

今回、伯爵、やってくれました。
……格好良かった、とかではないですよ?
へたれ(笑)です。

この、エドガーはかなり浮名を流すタイプで、実際たくさん関係を持っています。リディアの口説き方も手馴れたもので、今までは、当の本人さえどこまで本気かわかっていない様子でした。
いくつかの事件を共に過す上で、エドガーは彼女をどうしても手放したくないという思いが今では真剣であると意識し、しかし危険に巻き込みたくないから踏み込めない、その矛盾に苦しむようになります。

今回、二人一緒に危機を乗り越え、ようやくリディアに真剣に正面から見てもらえるようになるチャンスを掴んだというのに……それを逃してしまうんです。妖精の力が実際にない彼は、自分に彼女を守る力が無いことに悩んで一歩引いてしまったのです。
「どうしようもなく中途半端」
「守りたいのに傷つけている」
……妙に萌えるシチュエーション。大丈夫、下まで落ちたらあがるだけです。
ぐるぐるぶりはともかく、真剣にリディアのことを思っての行動が明らかになったので私の中では及第点なのです。浮気はいけないな、やっばり、

今作ではリディアの、妖精の取替え子疑惑も出てきたりして、もしかして逸れが原因で伯爵が妖精の力を手に入れ、プリンスに打ち勝つストーリーになったり、なんて考えてしまいました。
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