漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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重松清「流星ワゴン」
旦那様が二日酔いで寝込んでいたため、ひっそりと時間を過すためにちょろっとネットをしたり本を読んだりしていました。「からくりからくさ」「流星ワゴン」「ブレイブ・ストーリー」……なんだろうこの組み合わせ。

「流星ワゴン」
38歳の主人公。対立中の父親は死にかけ、妻からは離婚を言い渡され、引きこもりの一人息子は家庭内暴力をはじめ、リストラも間近。「死んじゃってもいいかなぁ」と駅でふと思った時、交通事故死した父子の運転する不思議なワゴン車に拾われます。
円満だった人生が狂い始めた人生の岐路にもどる、「後悔」がなくなるまで。
人生のやり直しは、きくのだろうか。
「分かれ道は、たくさんあるんです。でも、そのときには何も気付かない。みんな、そうですよね。気付かないまま、結果だけが、不意に目の前につきつけられるんです」
「あとになってから気付く……あとにならなければわからないことは、たくさんある」
 父と、妻と、息子と。
 「父親」からみた家族のきずな。
 いくつかの岐路にたち、そのときの自分を振り返り、幾つも思いを重ねていく。

 私自身が人の心の機微に弱いので、主人公が「自分の言葉の無神経さ」「いやらしさ」「間違ってははいない。けれどそうではないやり方もあったのだ」と……家族のみせたちょっとしたサインに気付かなかった愚かさを悔いるたびに、身につまされて痛かった……だからこそ、最後までこの本を読めてよかったです。

 結末に、なんだかほっとしました。
 ちょっとした「プレゼント」も。
「その日まで、僕たちは、やり直しの効かない現実を、つらいことや嫌なことを、いくつ乗り越えなければならないのだろう」
流星ワゴンの旅で変わったのは、現実ではなく自分。
「サイテーでサイアクの現実」でも「僕達はここから始めるしかない」。
「まだ先は長い。
 長いのだから、こんなところで終わってたまるか、と思う」
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●『ブレイブ・ストーリー』2006年7月8日公開。原作は『模倣犯』の宮部みゆきなんですね。てっきりゲームから映画化でもしたのかなと思ってしまった。夏の上映はいいんだけどスタジオジブリが『ゲド戦記』いきなりぶつけてきたんでかなりヤバイ雲行きが・・....
2005/12/16(金) 12:30:57 | 映画鑑賞&グッズ探求記 映画チラシ
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