漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」
気になってはいたものの文庫化まで待とうと思っていたのですが、「こんな運命、間違ってる!」と松たか子の声で映画化されたのを期に図書館で借りました。「流星ワゴン」と同じ日に読んだのでちょっと不思議な気分。ゲーム原作に宮部みゆきがつくりあげたストーリー。続編、読みたいです。

こちらは小学6年生の亘が主人公。
理屈ずくで家を空けがちな父親と出来た専業主婦の母、そしてゲームの好きな一人息子亘。ごくごく普通の一般家庭の筈が、ある日がらりとかわってしまうのです。
追い詰められた母親を助けるために、亘は近所の廃屋の階段を上ります。
それは「幻界」への扉。
「旅人」となって困難を乗り越え、「運命の塔」へとたどり着ければ、「運命を変える」ことができるのです。
転校生の孤高の美少年・美鶴に助けられ競い合いながら、また「幻界」の住人に助けられ協力し合いながら、亘は困難を乗り越えていきます。それはどこか現実の亘の世界にもあるもの。なぜなら「幻界」は「旅人」の心を写し取るものだから。
亘の旅の終りには、何があるのか……

心に残った言葉①
「あなたは勇敢ぢゃ。あなたは優しい。あなたは他者を思いやる。友を思いやる。あなたは善良ぢゃ。しかし、そのあなたの中にも、憎しみがあり、妬みがあり、破壊がある。それはどうすることもできぬ真実。目をそらし背を向けて逃げ出すことはできぬ真実。
 あなただけではない。ヒトは皆、同じちゃ。例外はない。まったき善の心を持つヒトなど、おるわけがない。いたとしたら、それは全き悪よりもなお邪悪であろうよ」
 最初にこんな言葉をはっきり意識したのは山口美由紀「フィーメンニンは謳う」でした。どちらもあるからこそ人間。

「あなた自身を見つめなさい。憎しみと怒り、優しさと勇気。どちらも等しくあなたのものぢゃ。それを直視した上で、運命を変えるとはどういうことなのか、結論を出すのぢゃ」
 亘が導き出した結論は、どこか「流星ワゴン」と似ている。


……これは物語の趣旨とは関係ないのですが、父親明の態度に憤然。
「流星ワゴン」が「父親」の話だっただけに。
私が女であるためか、主人公が亘視点で話が進むためか、二人の女性にはそれほどなんですが。要するにこんな問題が起きたのは、本当に彼が自分でいうとおり彼の責任だと思うのですが、彼のただ口先ばかりで理屈で丸め込もうとする身勝手さが。
子供がいなかったら男女の問題で済むけれど、子供がいる以上「父親」の問題でもあるわけで。……息子に「間違い」の結果だと言うのって、どうよ。相手のヒトにも「同じことをするかもしれないよ」といいたい。
亘が「幻界」を旅することができて、本当に良かったです。



映画鑑賞&グッズ探求記 映画チラシ様よりTB頂きましたv
再びありがとうございます♪
映画情報を載せていらっしゃいます。ゲド戦記とぶつかるのですが……双方原作ファンなので観客としては嬉しいです。
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●『ブレイブ・ストーリー』2006年7月8日公開。原作は『模倣犯』の宮部みゆきなんですね。てっきりゲームから映画化でもしたのかなと思ってしまった。夏の上映はいいんだけどスタジオジブリが『ゲド戦記』いきなりぶつけてきたんでかなりヤバイ雲行きが・・....
2005/12/16(金) 12:30:57 | 映画鑑賞&グッズ探求記 映画チラシ
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