漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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雲乃紗衣「彩雲国物語 光降る碧の大地」
彩雲国新刊は、影月編完結編。
大団円……かな?



とりあえず、茶州の奇病収束ということで。
影月の謎はこれで完璧に解けました。
陽月は実はおそらく、八仙の一人、白夜だったとか。
同じく、八仙の一人であろう葉医師と華娜の意表をついた関係とか。華娜が実は子持ちの若い未亡人、つまりとは。
死んだはずのあの朔夜復活!?とか。
今度の黒幕は実は縹家でちょっとだけ内部事情が明らかになってきたとか。
前回ちょっと落ち込み気味だった静蘭の株がちょっと持ち直し、この騒動の結果、秀麗は一時的にほぼ無職となったので、劉輝とゆっくりできるかなぁとか。


あ、番外編で登場の優勝者も、ちょっぴり登場します。
なんだかメインサブキャラになりそうな予感。
前述の反転ネタバレもさることながら、
この巻の目玉の一つは集団医療団の活躍だと思います。
医師、薬師、鍼師。そして器具。布、消毒の酒、薬、包帯、絹糸、綿、湯、他の調達と準備、そして人海戦術。
時代設定的にかなり前なので、寄生虫病に対する唯一の治療法は人体切開しかない!ということで、その術を知っている八仙の一人葉医師が、前巻で若い医者達を肉の解体で特訓させたりしたわけですが。
実際に現地に入って患者を前に、自らの技術不足の不安から尻込みしてしまうのです……失敗への惧れではなく自分への無力感から、理想に燃え強い使命感を持った医者達は経験も浅く、目前で患者に死なれた経験をもたなかった、その危機感をはじめて目の当たりにして、彼らはすくんでしまったのです。が、そこに病人の子供を連れた母親がかすかな希望に縋ってやってきて必死で頭を下げる。
「誰かを殺すかもしれないから誰も助けないなんて、そんなの医者じゃない」
「奢ってはいけない。簡単に命なんか救えない。」
「医者でありながら誰かを殺してしまう矛盾と危険を冒してでも、それでもなお、誰かを救いたいと思う心がなくては。
 命の秤は動かない。
 そして、それこそが、命を相手にする、医者となったものの覚悟のはずだった」

もう一つ、女性が強いお話でした。
一人は勿論、秀麗。
あらゆる非難を浴びながらも茶州を救おうと築き上げた救援団を率いて乗り込もうとする秀麗は、しかし邪教集団によって病の原因と流布され、当の民から命を狙われ……けれど、命をかけて乗り込んでいくのです。
一人は。香鈴。
影月を助けるため、やはり単身乗り込みます。
そして最後に、虎林都の女衆たち。
男達が奇病を恐れ簡単に命を切り捨てようとする反面、命を生み育て守るために生きている女達は命は、はかないものと覚悟しながらもそれを繋ぐ僅かな可能性にかけ、大手術に全面協力するのです。縫合、選択、介護、配膳と。彼女達が、秀麗たちに刃を向ける自分の亭主たちを蹴散らす様は壮観です。
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