漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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青木祐子「恋のドレスと薔薇のデビュタント」
ヴィトクリアン・ローズ・テーラー新作です。



ネタバレありの感想は続きにて。
今回は改めて、挿絵のあきさんはこのシリーズにぴったりだなぁと思いました。今回の「恋のドレス」のイメージがドレスの知識が足りずに上手く浮かばなくて、けれど挿絵を見たら凄く納得しました!また本文イラストは「エマ」にも通じるやわらかい濃淡の効いたタッチで、特にクリスを風からかばうシャーロックの絵は秀逸です。二人か意識し合う大事な場面だけに嬉しいです。



今回のゲストヒロインは落ちぶれかけた男爵家令嬢・ファニール。
婚約者は財産家・30以上も年上の「長男以外の貴族(ヤンガー・サン)」バルト、愛人付の爵位狙い。
何事も親に逆らわずの大人しい性質のファニーでさえ、憂鬱になります。そんな彼女が唯一の抵抗として、クリスの店に「恋のドレス」を仕立てにやってきたのがはじまりです。やがてシャーロックの友人(前巻登場)・地方領主の息子で弁護士のケネスと知り合い……

ずばり、今回のテーマは「身分違いの恋」。

その善良さで闇のドレスを寄せ付けないファニーがなけなしの勇気を振り絞ってケネスを慕い守ろうとし、意外と正義感で真面目なケネスが障害も承知の上でなんとかファニーをバルトから解放しようとする……好感の持てる初々しいカップルです。

今回の作品で顕著に出たのが「身分」の問題。
前作はこれを気にしないヒロインだったためにうっかりしてしまいましたが、この時代、「身分」は凄く重要だったのです。
「人殺しであってもとめられないのに、紳士じゃないって理由だったら簡単に止められるのね」
というクリスの台詞が印象的でした。
今回のゲストカップルも上手くまとまりましたが、それ以上に深刻な「公爵家の一人息子」と「労働者階級の娘」の問題。
恋を知ったクリスのドレスはどうなるのかも含めて、次巻以降が凄く待ち遠しいです。

……たとえクリスが女王陛下のドレスを仕立てても難しいですよね。江戸時代みたいに、養女の形をとれば……けれど仕立屋以外のクリスも想像しがたいのです。
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