漫画・アニメ・書評から日常の愚痴まで、思いつくままの日記です。
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嘘つきは姫君のはじまり ひみつの乳兄弟
氷室京子の平安モノの好きな方必見!
とどこかの読書ブログで拝見していそいそと入手。
読んで納得。
可愛い平安朝ミステリでしたvv

没落貴族・馨子の乳姉妹・宮子。
美しく聡明ながら破天荒な馨子に振り回されつつ、主従共に親に先立たれ稼ぎ手の大人な居ない荒れ屋敷で、幼馴染の真幸と共になんとか生計を立て、楽しく暮らしていた。
実は父親の分からなかった馨子の父は、実は名門・九条家だったことが発覚。
九条家の行方知れずになった姫君の代わりに引き取られることになり……


楽しかったですvv
平安の小道具をちゃんと上手く使いつつも、登場人物は現代風にアレンジした、政治の陰謀アリの平安朝ラブコメミステリ。
そのあたり氷室さんを髣髴とさせて懐かしくも楽しませていただきました。
次回作が楽しみなシリーズです。
……シリーズ名、最近長くなりすぎてませんか?コバルト文庫……
何といっても、純真で素直な気性の主人公・宮子とは正反対の馨子の個性が強烈です。
母親を「美しく、やさしく、イマイチ運が悪いことに加えて、大雑把で楽天的、その上夢見がちで惚れっぽい恋愛体質」とされたこの馨子姫、母親の夢見がちな部分を現実主義に変えた姉御肌。
手っ取り早く生活を立てるためにとった手段が経済力のある恋人を持つ、ということでいろいろ吟味した結果一妻三夫を成り立たせているのです。しかもこの恋人たち、全員で邸にやってくるほどの仲のよさ。おかげで馨子のお腹の子は誰の子かわからないながらも、皆で仲良く双六で盛り上がったりしている。
一夫多妻制の多い平安時代、逆手にとったのが新鮮で楽しめました。
三日夜の餅を食べる寸前までいった恋人の真幸がいる宮子にまで嬉々として二股を勧めるあたりのしたたかさ。あっけらかんとしているので毒がないのですが。
ミステリ自体は、馨子が妊娠中のため主従で名を交換し九条のお邸に乗り込んだ宮子たちが、行方不明の大姫をつきとめて生活資金を九条家からせしめよう、と計画するもの(当然首謀者は馨子ですが)。
落ちは容易に想像できたもののだからこそ王道。九条夫人の嫌味攻撃にあったり東宮に気に入られちゃったりするあたりは、氷室さんのノリを思い出して楽しかったです。


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